studio Odyssey




スタジオ日誌

日誌的なもの

2011.03.02

旅行記2

Written by
しゃちょ
Category
日記
Tags

 2.20。
 逃亡劇二日目。
 どうしよう、どういう文体で書こう。いいや、このまま続けよう。くそ、死ね。そんな感じで。いや、意味はない。

 さて、二日目だ。5時くらいに起きた。時差ぼけか、ぼけてないのか、よくわからない時間だ。日本なら、おじいちゃんの起きる時間だ。おじいちゃんか、そうか。じゃあしょうがないな。っていうか、モーニングコールは6時だと。早すぎ。おじいちゃんか!

 さて、朝食はホテルのビュッフェ。この時にツアーの参加者たちと初めて話す。ハネムーンが4組くらいいて、あとはエジプトに行く予定だった夫婦二組と、母娘、一人旅二人、大学の女子友達二名、卒業旅行の男子四名。総勢24名のツアーであった。あれ?ツアー?国外逃亡じゃなかったっけ?もういいや、めんどくせぇ。
 人数だが、多いのか少ないのか、まぁ、無難な人数なのだろうか。最大40名までツアーくめるらしいが、それを考えれば、ちょうどいいくらいの人数なんだろう。あえて言うなら、エジプトの革命さえなければ、このうち六名はいなかったはずなので(エジプトいけなくなったので、こちらのツアーにコンバートされたらしい)、かなり人数少ない、平均年齢の低いツアーになっていたかもしれないくらいか。それもそれで面白そうではあるが。(最終的には、ハネムーンカップルどもとも、結構仲良くなったしな)

 さて、二日目。観光の開始だ。まずはローマからナポリ、ポンペイへと向かう。

 ポンペイは言わずとしれた、紀元後1世紀頃に火山の爆発によって滅んだ、古代ローマに遺跡だ。言わずとしれたと言ったが、うちの嫁には、言わないと知れていない程度であったので、念のため。何がかは、まぁ、触れないでくれなさい。

 そうそう、ポンペイに着く前に、いくつか書いておく事があったぞ。かなりどうでもいい話だが、高速に乗った直後、硫黄臭のようなものがしたんだ。嫁は乗り物に弱いのだが、酔い止めを飲んでいても、これでいきなりグロッキー状態に陥った。ヘイ、頼むぜベイビー。初日から朝食をぶちまけないでくれよ。そんな洗礼は嫌だぜ。
 まぁ、酔い止めのおかげで、途中で寝たので大丈夫だったんですけどね。

 高速のパーキングのような場所で休憩。小銭を作るためにも、ちょっと買い物。トイレで50セント払う文化なのだが、掃除のおばちゃんがいなかったため、払わずにすんだ。チップ文化なんて嫌いだ。なくなればいいのに。まぁ、最近は高速にはいないらしいが。

 さて、程なく...といっても、300km近く移動した訳だが、ポンペイに着く。

 現地ガイドに連れれられ、イヤホンガイドを耳に入れつつ、ポンペイの町並みを歩く。最近のツアーは進んでるな、無線のイヤホンが支給されて、それを耳に入れるんだ。ガイドは普通にマイクに向かってしゃべるんだが、これが無線で聞けるわけだ。へぇ。混線して他のツアー客のガイドの声が聞こえたりもしたが、まぁ、些細な事だな。
 いやいや、そんな事よりポンペイだ。

 ポンペイはすごいぞ、都市なんだ。ちゃんと都市してるんだ。熱く語っても、嫁には通じはしないが、1世紀とかいう年代に、すでに裁判所があったり、市役所の相当するもの、大通りから一本入った道に、ポーター(荷物運び)の店があったり、ご存じのように上下水道があったりと(ああ、これも嫁はご存じではなかったが)、まぁ、ともかく、古代ローマ恐るべしと言った感じですごいんだ。道には、馬車の轍の跡とかあるんだぜ?すごくね?ああ、嫁の「ふーん」て声が聞こえてくるね。いいんだいいんだ。お前は世界不思議発見を半年ROMれ。
 世界不思議発見あたりでも話に出そうだが、ポンペイには公衆浴場があり、その公衆浴場の前には、一杯飲み屋があったようだ。その遺跡に入って、軽くツアー客のみんなに「へいらっしゃい」とかやったんだが、ノリが悪い。なんでい、うちの美人のカミさんが給仕してくれるってのに、なんだいそのノリは。え?どこにいるんだって?ああ、いねぇや、美人のカミさんは。

 おいといて。

 あとは、遺跡で印象に残っている事と言えば、家の前にはちゃんと引き戸のドアの溝があったこと。(石の文明の家々のドアがどうなっていたのか、知らなかったので、こうなっていたのかと関心した)道に馬車の轍が残っていたことは先にも書いたが、その道は一段低くなっていて、水が流れるように調整されていたこと。その道に、娼館の位置を示す男性器のシンボルマークが掘ってあったこと。だろうか。
 ちなみに、これだ。
20110228BK_-158.jpg  すごくどうでもいい情報だな。

 ああ、あとはアレだ。遺跡の神殿の上に乗っている、渡しになる石。あれ、斜めに切れ込みが入っていて、組み合わせで落ちないようになっている事も知った。よく考えられたものだ。午前に仕事を終えて、風呂に入って、午後は怠惰に過ごすローマ人とは思えない。いや、ローマ人が嫌いなんじゃないぞ、人間すべてが嫌いなくらいに、ローマ人も嫌いなだけだ。

 さて、その後はカメオの工場を見たが、別にカメオはカメオだ。カメオ、わかるよな?嫁には説明したが、「ああ、あれかー」という感じだったので、わからなければ、画像検索でggrks。
 そういえば、今回の旅行では、ハネムーンの記念となるようなお土産を一切買わなかった。いやまて、これは国外逃亡だ。なぜにハネムーン。新婚さん、きゃっきゃっうふふなんて、そんな事はあるもんか。いや、本当にないんだけど、うち。
 まぁ、我々らしいといえばらしいので気にするな、カス。(ベネチアでグラスも勧められたが買ってない)

 ポンペイでその後、昼食を取る。ボンゴレスパゲティとメカジキのソテー。デザートはなんだったか忘れたが、初のイタリアらしい食事だ。が、別段、普通だった。
 そうそう、この食事には、付け合わせのサラダ的なものがあったんだが、この後も、サラダ的なものが出る度に、他のツアー客と話していたいい台詞を教えよう。「イタリア人はドレッシングかマヨネーズの文化を学んだ方がいい」
 基本、野菜はローストか、生で、生の場合はオイルがかかっているだけなのだ。お前ら、マヨとか、ドレッシングを学べ。ごまドレッシングとか食べさせたら、卒倒しちゃうんじゃねぇか?うまいぞ、ごまドレ。
 是非とも、日本企業はアメリカ進出したキッコーマンを見習って、進出していただきたい。サッカーのスポンサーになれば、意外といけるんじゃね?イタリア人なら特に。

 話を戻そう。と言っても、ポンペイはもうこれで終わりなので、ローマに向けて戻る途中、ナポリに寄った話に移る。

 ナポリは、紀元前6世紀頃の町と言われている。遺跡の上に町があるようなもので、今日でも、地中を掘れば遺跡がでるような町だ。「ナポリを見てから死ね」と言われる程ものものであるかは、こちらもイタリアの食事同様、正直微妙だが、町中を歩いたら印象も変わるのかも知れない。と、フォローしておく。治安があれので、立ち寄りバス観光のみだったんでな。
 ああ、悪口ばっかりだから、ちょっと日和っとこうとか、全然思ってないんだからね!怒らないで、ローマ人、イタリア人。

 ナポリでは、一応、ウンベルト1世のガレリアと、サンタ・ルチア港の卵城を写真に納めてきた。特に感動はない。とか、いうとまたアレなので、ここであった嫁の質問をひとつ。

「サンタルチアとなんたるちあは何か関係があるの?」

 うん、親父ギャグだね。死語だよ、それは。ちなみに、語源はここであってるよ。なんたるちーあ、さんたるちーあだね。

 卵城の伝説を紹介しておく。現地ガイド曰く、ナポリを訪れた魔法使いが、ナポリを気に入り、ナポリを守るために、卵に魔法をかけて、鳥かごに入れてこの城に納めたという話があるのだそうだ。(他の説もある)この卵が割れると、ナポリが滅ぶというのだが、卵は未だ発見されていない。よし、見つけよう。そして割ろう。目玉焼きを作るんだ。スクランブルエッグばっかり食ってんじゃねぇ!(すべてのホテルの朝食にスクランブルエッグがあったからって、文句を言って根分けじゃない)
 まぁ、ファンタジーだよね。いいよね、ファンタジー。フォローでも日和見でもない。

 さて、ローマへ戻り、少し時間が空いたので、スペイン広場へ。ローマの休日のアレだ。僕のオードリー・ヘップバーンはどこですか?ヘップの部分にアクセントを置いたような嫁ならいますけれども。

 スペイン広場だが、ここは観光ではなく、単に時間つぶしで寄って、下車しただけと書いておく。イタリアは結構面倒くさい国で、添乗員がガイドしてはいけない決まりになっているらしく、観光ガイド的な事をしてはならないのだ。そういう収入も、国に取って大事なんだろう。なので、添乗員さんは、ガイドなんてしていない。していない。OK、わかったな?

 さて、スペイン広場で自由行動。スペイン広場の通りには、ブランド街があるのだが、だいたい、7時くらいには閉まる。さすがイタリアだ。昼休みを2時間近く取る国だ。よいことだ。ちくしょう、なんで開いてるんだよ、グッチ!日本人向けに、日本語のできる店員もいるし!
 早速財布を購入する嫁。日本語の通じる社員がいてくれるから、安心だね!他の日本人に取られていたので、つたない英語で現地の女の子との会話での購入だったけど!つーかね、タックスフリーの書類(免税の書類。イタリアは税金が20%くらい載っているので、観光客は免税受けないと、スゲ-損する)を書いている間、照明が暑くて汗かいているのか、会話が通じなくて、正しくかけてるのかわからないからの冷や汗なのか、なんだかもう、わけわかめだよ。5000円くらい返ってくるからね!あれ?なんで俺が書いてるの?つーか、このカード、俺のじゃね?ちくしょう、サービスいいな、グッチ。なんで、JCBがちゃんと使えるんだよ!
 ああ、俺、カード、JCBしか持ってないんだよね。国内では強いけど、海外で弱いJCB。海外行くなら、マスターカードか、VISAを作った方がいいぜ。俺も一枚持とう。ヨドバシのポイントカード一体型のやつとか。

 グッチで無駄遣いさせられ、外へでると、雨が降ってきた。心配性の俺様はさすがなので、折りたたみ傘を開く。傘を売りつけてこようとする現地人。15ユーロ?ふざけんなって話だ。

 さて、ともあれ、夕食へ。今日の夕食はすごい。伸びたカルボナーラに、ポークに小麦粉をまぶしたようなソテー。無論、サラダもあるぞ。味がないやつな。
 イタリアの食事は、特に感動しない。正直微妙。嫁は残してた。
 そうそう、飲み物は別にオーダーして、あとで金を払うというツアースタイルなのだが、飲み物のお金を払った後、チップでもあげるべきかと小銭からユーロをより分けていたら、ウェイターのねーちゃんになにやらまくし立てられた。何事かと思ったら、どうやら、釣りが間違っているとこちらが思っていると勘違いしたらしく、ちゃんと2ユーロだと文句を言っていたようだ。うるせぇ馬鹿野郎、ユーロなんて細かいコイン数えてられるか、やらねぇ、お前にチップはやらねぇ。だいたい、20セントとか2ユーロとか、なんだ馬鹿野郎。使いにくいコイン作りやがって。

 イタリアでは、釣り銭詐欺が多いので、おつりを受け取ったら、金額を確認しろというのがあるようだ。

 うるせぇ馬鹿野郎、そんな細かい事気にして生きてねぇよ。
 帰って就寝。たぶん、22時くらいには寝ていた気がする。
 他のハネムーンのカプーは、あはんうふんしたりするんだろうか。おめーら体力ありますね、おっさんは寝ますよ。嫁はとうの昔に寝てますしね。


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コメント[1]

しゅーほ   2011.03.03 18:54 | 返信

 相変わらず仲良いね。そして楽しそうだ。世界のどこに行っても楽しめそうでなによりだ。
 そして相変わらずカナ入力なんだねぇ。誤字が独特だ。


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