studio Odyssey




スタジオ日誌

日誌的なもの

2011.03.02

旅行記1

Written by
しゃちょ
Category
日記
Tags

 2.19。
 国外逃亡だ。

 この国は腐ってやがる。仕事仕事仕事。腐ってやがる。前日、バグで23時まで家で修正して、差し替えとか。もう、この国は腐ってやがる。逃亡だ。国外逃亡。ちくしょう、前日に半休使って準備しようと思ったのに...いや、半休は使ったんだがね、準備が終わる前に仕事だよ。嫁は早々に準備して、22時には、旦那が準備しないと、うちの母にメールするしさ。なんだよ、なんたるちあだよ。

 ともあれ、国外逃亡だ。行き先はイタリア。ローマから、フィレンツェ、ミラノへと逃亡する。

 家を出たのは、9時。出発便は、14:15分なので、余裕だ。本当はバスで行きたかったのだが、バスが7時と、ふざけるな、そんなに早く行っても、しょうがないだろ!遠足前の子どもか!という感じだったので、電車で行くことにした。余談だが、嫁は前日、なかなか寝付けなかったようだ。遠足前の子どもか!いつものことだが。

 10:10分のNEX(成田エクスプレス)に乗るように移動開始。出かけにゴミ捨てして、戸締まりしたか不安になり、ぼそぼそとそんな話をしながら歩いていたら、嫁に怒られた。ちくしょう、何事にも細かい性格なんだ、いいだろ。俺は基本的に心配性なんだ。不安な事があったら、楽しめないだろ!ああ、この時点ですでにトランクケースのキャスターが壊れていたのだが、そういう事は比較的気にならなかったりする。見える範囲にあることは気にならないんだ。つうか、早くも壊れるなよ、さい先いいだろ。ドア閉めたっけ?

 NEXの時間が少しあったので、一度駅で降りて、コンビニに行く事にした。嫁がお腹が空いたというので、いなり寿司とおにぎりの弁当を買い与えた。空腹を満たせば、静かになるだろう。国外逃亡までの辛抱だ。日本を出てしまえば、あとは知ったことかという感じだ。まぁ、旅行中に何回喧嘩するかという話を事前にしていたんだが、この段階で、すでに一回はしているわけで、まだ7行しか書いてないのにさい先いいな、オイ。

 程なく成田。
 ユーロがなかったので換金。3万。おっと、旅情報だが、二人で3万は少々心許なかったぞ、とここで言っておこう。後に国外逃亡するかも知れない、誰かのためにな。後で追加で1万換金するが、残金は5ユーロくらいだったので、日常生活には、二人でこれくらいあれば一週間は十分だ。つーか、日本に比べて物価高いな!ちくしょう、ユーロ圏め。
 まぁ、旅行なら、5万くらいあってもよかったのかもしれないな。後で書くが、レストランの飲み物が、あほかと思うほど高い。しかも、チップが必要な文化だ。死ね、チップ文化。

 話がそれたので戻そう。

 今回はツアーなので、出発のために団体受付カウンターに行く。国外逃亡なのに、ツアーとはどういう事だ。ちくしょう、イタリアめ、俺が行ったことないからって、なめてんだ。なんでこんな文体なんだ?ちくしょう、書き方間違えたな。いいや、ともあれだ。
 ともあれ、カウンターに行ったところ、女の子4人組が、なにやら添乗員らしき人ともめている。何事だろうか。出発便が飛ばなくなったのか?国外逃亡出来ないのか?と思ったが、あっさりと受付はすんだ。何事だったのだろうかといぶかしんだのだが、後に自分たちの添乗員から得た情報によると、エールフランスのフランス行きの便が、フライトキャンセルになり、飛ばなくなったのだそうだ。ちくしょう、ヨーロッパ人め、適当な事しやがって。みんなで休みを合わせて行こうって思っていて、フライトキャンセルだと!キレるわ!キレるね!
 まぁ、わからなくもないが、この手のものは保証されないので、どうしようもないんだ。旅行保険によっては保証されるが、まぁ、ツアー会社も、日数短縮での旅行か、別の旅行に差し替え、別便で乗り継ぎで入る等の選択肢を与えたそうだが、キレたおなごに、そのような提案が通じるわけもないな。うちの嫁は通じるだろうな。「よかったわ、あなたと一週間も一緒にいなくてよくなったのね」死ね。

 さて、出国である。

 金属探知機に嫁の靴が引っかかるというような一幕もあったが、ざまあみろという以外に、特にこれと言ったこともなく、ゲートへ。ああ、あとアレがあった。免税店でたばこを買おうと思ったら、普段入るゲートと違う場所から入ったせいか、自分のたばこ、アメリカンスピリットを扱っているANA系列の店舗が遠かった事だ。えっちらおっちら歩いて買いに行ったんだ。嫁を連れてな。そしたら、ゲートの近くにも同名の店舗があったんだ。ちくしょう、日本でも海外でもない空間で、なんでこんな不条理を。まぁ、こちらの店は、売ってなかったんだけども。同じ店なのに謎だ。あ、もらった割引券も、片方でしか使えなかったな。謎過ぎるぜ。嫁には、「歩かされた」と文句を言われるし。

 ともあれ、アルタリア航空(AZ)785便にて、一路、イタリアへ。

 遠い。

 14時に出て、つくのが19時だ。時差は、日本が+9。イタリアが+1なので、UTCでいうと、5時から18時までのフライトという事になる。13時間も飛行機。遠い。さすが国外逃亡という感じがする。
 そして、先にも書いたが、エールフランスのキャンセルの所為で、飛行機がとても混んでいる。おそらく、イタリアからフランスに入る人たちが取り合わせていたのだろう。3列シートの窓側から、嫁、俺、女性と並んで座っていたのだが、この女性(日本人)が非常に不機嫌気味に見えたのは、たぶん、そんな事情があったのではないかと思う。

 話がややそれたが、飛行機内だ。13時間も飛ぶのは、嫁も俺も生まれて初めてなので、どうしたものかと戸惑う。まぁ、自分はどこでも寝られる質なので、空気枕とスリッパでフライトの半分は寝ていたわけだが、嫁は基本的にベッド以外では寝られない子だ。時間つぶしに映画を見ようとしていたらしいが、この便の設備不良か、1本みたら、あとは見られなくなっていた。ちくしょう、いい加減な仕事しやがって。13時間、ゲームをしながら足を伸ばすために、膝の上に足をのせられる俺の身にもなれってんだ。
 そうそう、機内食だが、今回の旅行は国外逃亡のはずなのに、チケットにはハネムーンと書かれていた。馬鹿な、新婚ですらないのに、ハネムーンとは。そんな話、代理店で、1回ちょっとしただけだったと思うんだが...サービスいいな、ちくしょう。いや、ともかく、チケットにはハネムーンとあり、ハネムーンは、機内食が専用のものになるというサービスがあった。
 それが、これだ。
20110228BK_-112.jpg たべちゃった。

 なお、今回の旅行記ではいくつか写真を掲載しようとは思っているが、食事に関しての写真は、おそらくこの一枚だけだろう。いちいち撮ってられねーんだよ。食っちゃうんだよ。許せよ。
 まめに撮る人は、たいしたものだなぁ。

 機内食だが、魚と肉のソテーをベースに、あとパンとチーズだ。デザートにケーキがついていたが、これがバタークリームで、実に微妙であった。サービスしてくれたのは嬉しいことだが、もうちょっと、方向性についてはがんばっていただきたい。日本人はバタークリーム食わない。覚えておけよ、イタリア人。

 そしてぎゅーんと飛んで、イタリアはローマ、フィウミチーノ空港に19時につく。おおよそ、予定通りである。

 到着日は満月の夜だった。イタリアの月は日本の月と違うシミが見えるのは間違いないが、それがウサギではなく何かと言われれば、別に何という感じにも...ライオンとか言っていたのは、どこの国だったか...とりあえず、一路ホテルへと向かう。嫁はそろそろ眠くなり始めていて、不機嫌気味だ。

 ホテルへ向かう途中、添乗員が、パスでお水売っているので、小銭のある人は、ホテルで買うよりバスで買った方が安いのでどうぞ的な事を言っていたが、小銭なんてあるわけがないだろう。常識的に考えて。(両替はコインは出来ないので)と言いたいところだが、まぁ、俺はあるんだぜ。事前に、ユーロの小銭を、お小遣いで他の人からもらっていたからね!
 まぁ、嫁に買っとくかと聞いたところ、おねむで不機嫌であったため、買うことはなかったんだけどもね!

 なお、バスで買うと1ユーロ。ホテルの冷蔵庫では3ユーロほどだ。ガスなしの水ごときが、ね。スーパーで買えば、1ユーロもしないんだけどね。このぼったくりめ。

 就寝。
 時差がぐちゃぐちゃなので、よくわからない時間に寝た。
 嫁はすでに寝ていた。
 一日目はそんな感じだった。


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