studio Odyssey




スタジオ日誌

日誌的なもの

2011.03.05

旅行記3

Written by
しゃちょ
Category
日記
Tags

 2.21。
 逃亡劇三日目。もう逃亡劇だかハネムーンだか、ただの旅行だかわからなくなってきたので、なんでもいいですが、三日目です。あれ、文体どうしよう。まぁいいや。

 この日も、朝6時モーニングコール。ちくしょう、はええよ!おじいちゃんじゃないんだから!
 まぁ、5時くらいには起きていたんですけどね。
 起きて、シャワー浴びて着替えて、と、朝の支度をしている間、テレビをつけていたのだけれど、イタリアのテレビは、当然イタリア語で、このホテルはCNNすら入っていないホテルであったため、やっているテレビプログラムの内容が、全くわからない。ニュースらしいが、映像から推測するしかない。リビア辺りが大変みたいだ。知らんがな。星座占いも、イタリア語でしゃべるだけなので、全くわからんし。せめてアイコンつけて、五段階の星マークくらいつけろってんだ。日本のテレビはすげーな。アイコンでわかるもんな。イタリア語なんか嫌いだ。何言っているか、全くわからない。

 さて、この日はバチカン観光。
 バチカンと言えば、バカチン以外には説明する必要ないが、世界で最も小さい、市国である。わかったか、嫁よ。「じゃあ、どうやってバチカンの人たちは生活してるの?」知らんがな、お布施じゃねぇの?

 後に、ガイドに教えてもらって初めて知ったのだが、バチカンはイタリアに土地貸しをして収入を得ているのだそうだ。しかも、それが結構な金額で、この国には税金もないという。しらんかった。お布施で持ってる国だとおもってた。まぁ、何にせよ、バチカンのすんでいる人(国籍のある人)は、皆、教会関係の人たちなので、ほとんどはイタリア人か、スイスの兵隊さんなのだが。

 話がそれた。まずはシスティーナ礼拝堂へと向かうため、城壁から市内に入る。システィーナ礼拝堂といえば、あのコンクラーベをしたところである。わかるか、嫁よ。まぁ、システィーナ礼拝堂へと向かう道すがら、美術品の説明を聞いてもちんぷんかんぷんな嫁の様な方もいらっしゃるかも知れないので説明しておくと、要はカトリック教会においてローマの司教たるローマ教皇を選出する選挙システムのことだ。イタリア等、古都や美術品を見に行く旅をする人は、事前学習をしておきたまえよ。ってか、常識?

 さて、システィーナ礼拝堂だ。おお、ここであのコンクラーベが!天井には、創世記の天井画!壁には、ミケランジェロの最後の審判!おお、ミケランジェロ!
 と、!多めに書いてみたが、いや、別に...

 正直に言うと、さすがに500年前のものだけあって、精彩にかく気がしてならない。あがめ奉る程のものに見えない。やべぇ、俺、すげぇ大変な事書いてる。まぁ、いいや。

 最後の審判だが、修復されて、着衣等も取られているので、歴史の授業で見たものと違い、オリジナルに近い状態になっている。まぁ、詳しくはggrks、なのだが、本当のオリジナルだったらどう感じたのだろうか。どう考えても、神の右下のズボンはいてる奴は、元々はケツ出してたと思うんだけどなぁ...まぁ、500年前と言うことを考えれば、このスケールなら、偉業だとは思う。思うが、ラファエロのアテネの学堂の方が、個人的には好きだな。ああ、これも、ここにあるので、見られるんですよ。まぁ、スケールが違いすぎるがね。

 さて、システィーナ礼拝堂を出て、サンピエトロ大聖堂へ向かう。

 世界最大の寺院。でけぇ。ただ、でけぇ。天井まで120mとかある。ラテン語で書かれた文字の人文字が2mクラスだ。でけぇ。何考えてこんなにでかいものを作ったのか。まぁ、教会の権力象徴なのだろうけれど、免罪符の宗教改革だのなんだのとかはともかく(ともかくなので、宗教改革でggrks)、絢爛豪華ででけぇ。床の大理石の模様とかも、よく作ったよなぁ。ヨーロッパの人たちの宗教に関するふれあい方は、本当にすごい。
20110228BK_-209.jpg  この文字が、実は2メートルくらいあるわけだ。でけぇ。

 さて、バチカンを出て、コロッセオと凱旋門を見る。これも外から観光。コロッセオは入ってみたかったんだけど、混んでるんだろう、時間的に。あと、凱旋門だが、パリの凱旋門の本物がこちらである。が、まぁ、ちみっこい。ちみっこいとは言え、ナポレオンが持って帰れるほどではないけれどもな!ちなみにこの子も世界遺産だぞ、嫁よ。知らないだろうが。

 さらっとコロッセオと凱旋門を見て、トレビの泉へ。

 トレビの泉と言えば、コイン投げるところだ。1つで、またローマに来られる。2つで結婚できる。3つで離婚できる。だったかな?嫁が3枚くれと言っていたので、たぶんそうだろう。(カトリックは離婚できないからな)

 ちなみに、この泉の後ろにある館は、もともとは個人所有だったと思うのだが、記憶が曖昧だ。そんなことより、嫁が泉の脇にあるジェラート屋で、NAKATATなる味のジェラートを買っていた事の方が印象的だ。どんな味だよ、NAKATA。食べてみたら、パイン風味だった。どこがNAKATA?まぁ、日本人向けなんだろう。ちなみに、片言の日本語通じるので、適当に言っても買えるので、チャレンジだ。

 ローマ市内をぶらぶら歩きながら行った先での昼食は、ピッツァと野菜のソテー。あと、缶詰のフルーツをプラスチックのコップにいれた、なかなかトレビアンな不思議デザートだ。なお、書き足しておくが、最後のそれは、決してうまいものではない。むしろ、缶詰の味を想像していただければ、間違いない代物だ。イタリア人、なめてんのか。

 ピッツァは、カプリチョーザとナポリターナ(アンチョビのピザ)をオーダーしたが、まぁ、こちらも普通だ。ただ、でかいけどな。そして、アンチョビそのものも、やたらとでかい。もうちょっと小分けにして、味を分散されてくれないかね、イタリア人よ。あと、ガイド。半日で終わった観光なのに、しっかり昼食を食べて、1日分の料金もらうんじゃないよ。チップも。
 おのれイタリア人め。いろんな意味で、ののれ、だ。

 午後はフィレンツェに移動。

 渋滞もなくフィレンツェに着いたため、夕食前に少し自由時間が出来た。自由時間に嫁と、ヴェッキオ橋の方まで歩いてみた。まぁ、とりあえず、googleマップといういいものがあるので、どこだよ、と言う方は、フィレンツェでggrks。

 散歩に出かけた目的は、買った絵はがきに貼り付ける切手を買いに行くという目的だった。そのため、ヴェッキオ橋の方まで歩いて、と書いたが、ヴェッキオ橋の手前で旧市街側に折れた。ので、ヴェッキオ橋は見てない。
 なんでやねん!という声が聞こえてきそうだが、いや、嫁、興味ないんで、こういうの。俺もヴェッキオ橋には、興味ないし。貴金属の商店多いんでしょ?なんでわざわざ虎の穴にはいらなあかんねん。

 さて、Tとかかれた看板が掲げられた小さな店で、切手を買う。Tは、タバッキのTで、要は、たばこ屋さんの事だ。ここでおばちゃんにつたない英語で、「すたんぷぷりーず、えあめーる」というと、「アメリカ?」と聞き返された。いや、日本語なら確実に通じないと思ったので英語を使っただけで、どう見ても日本人だろ、俺も嫁も。いい加減だな、イタリア人!

 イタリアは、ちょうど切手の値段が上がったばかりで、おばちゃんは値段がわからず、奥からおじちゃんが出てきて、1.2ユーロ分の切手を売ってくれた。ありがとう。4通分なので、4.80ユーロ。5ユーロ払って、残りはチップだ。おばちゃん、とっときな!

 でも、後で聞いたら、1.80ユーロだったらしいけどな。

 つうか、1.20でだしちゃったよ。とどかねぇ...まぁ、いい加減なイタリア人が大目に見てくれることを祈ろう。うん。(届いた)

 その後、旧市街をちょっとあるいて、ホテルへと戻った。

 夕食は、ねじねじパスタ。どうも名前が出てこないので、ねじねじでその場は通したが、気持ち悪いのでちゃんと調べたところ、フジッリというパスタだ。トマトソースだったと思う。赤かったから。いや、味はあんまりしかなったんだ。あとは、ハムと豚かな?の重ね焼きだ。サルティン・ボッカという。たいそうな名前だが、うん、料理は全体的に、アレだ。アレ。言わせんな。

 あとは寝るだけ。

 ホテルのタオルが何か、お酢くさかった。脱臭に使っているものの所為だろうか...不思議で、いい加減な国だ、イタリア。


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