2012.06.09
たまっていたまどかカギカの再放送分を消化したのだけれど、あ、以前にも書いたけれど、今回初めて見た。
先週分までなので、ほむらちゃんパートの開始のところ。あー、うちの嫁がほむらちゃんオシなのがわかるわー。好きだもんね-、こういうの。
まどマギに限った話ではないんだけど、エロゲー、ギャルゲーのシナリオのすごいと思うところは、キャラの退場のさせ方と、次への軸足の移動の妙技だと思う。
主人公を中心に、サブキャラクターが動いていって、その中でキャラクターが昇華されていって物語が進んでいくというのは、王道パターンなんだけど、この、退場のさせ方っていうのは、物語を語る上で作家の腕の見せ所なんだと思う。まどマギは、その手法が鬱アニメとか言われてしまう手法だけど、それは単純にスピーディで、うまいと思う。もっと掘り下げがー、という話も、確かにあるが(赤いのなんだっけね?)、それでも、12話でやるんならあんなモンだし、さっぱりとしていていいんじゃないかなー。どうせ先週の事なんて覚えてない。
未発表作なんだけど、同様な手法で、超メインヒロイン級を、序盤で退場させるストーリーを書いたことがある。しかし、僕には手に余る手法のようで、その後の展開がくでった。これをすぱっと退場させて、それでいてストーリーを進められるというのは、単純にすごいなぁと思う。キャラクターに対する愛着を、ライターは持ってはいけないという事なのかも知れないが、ここを考察するのは止めよう。怖いから。
まどマギ、今のところまで見た感じ、普通に面白いと思う。賛否両論はあると思うけれど、これがダメだと、ほとんどのアニメはダメになっちゃう。好き嫌いで論じるのはアリだと思うけどね。好き嫌いで論じるなら、僕はこういう、ごったには結構好き。プイヨンとか、不思議だと思わない?なんであんなに適当にぶちこんで、ぐつぐつしたもののくせに、味に深みを出すんだろう。しかもおいしいし。ごった煮つながり。
時代の変わり目の作品、という位置づけで見るのも面白いかも知れない。もっとも、追随するものが今のところ見当たらないので、追随が難しいのか二の足を踏むのかはわからないが、そういうのは同人分野の仕事の気もするけれど、同人分野でブイヨンつくると、大抵失敗するのでアレだ。
煮込めばなんでもうまくなると思うなよ!素人のラーメン屋じゃねーんだ!<俺に向かっての台詞
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