studio Odyssey




スタジオ日誌

日誌的なもの

2009.01.13

それでもサーバは動いている

Written by
しゃちょ
Category
時事

 リンククラブ諭吉事件ですが、今日はリンククラブの営業日なので、何かあるかも知れません。総務省にお呼び出しもされているらしいしね。

 さて、対岸の火事的な投稿をしたのだけれど、まぁ、金銭的被害はないので対岸の火事っぽく書いているんですが、正直、今回の事件は、考えてみれば、信販会社やネット上での契約という問題にまで話が大きくなる、結構大変な事件だという認識はある。

 法律が整備されなければ、この手の事件は今後も起こる可能性がある。細かい話は、手口の問題等もあるので、興味のある人は、昨日のURLをたどって、事件の内容を把握してみてもらいたいが、今回の件で僕が一番注意しなければならないと思ったのは、ネット上にあふれている「契約書の同意」に関してだ。

 よく、ネトゲや買い物なんかで、あの、「同意」というボタンがあるが、あの同意する文章の内容を、みんな、細かくチェックしているだろうか。

 僕は多分、一般の人のそれと比べれば、しっかり読んでから同意する方だと思う。書かれている内容を読んで、同意できる時にだけ、同意している。しかし、あれは契約書としての法的な根拠がちゃんとあるのかどうか、正直微妙だ。

 なんか、今の「同意する」は儀式的なものになりつつあると思う。そして、内容も契約書ではなく、ポリシーくらいの意味合いにまで下がってきていると思う。本来契約書とは、双方の不利益にならないようにとりかわされるべきであり、双方合意の上で作り上げていくものだと僕は思っている。

 しかしネットの契約書というのは、一方的だ。

 一方的で、しかも今回の場合は、その契約にかかれている、「自由に改変できる権利」を契約者たちに対して、不利益な方向に修正し、その内容に基づいて、さらに双方の信頼関係を崩すような行為を取った。

 問題の根本はここではなかろうか。(法律的に、このような変更は反故にできることは保証されているが)

 ネットの契約書は、契約時の双方の確認印のようなものが存在していない。

 コンピューター上に存在するという、紙と違った利点で、いつでも、どこでも、最新の情報を取得できるという利点はあるが、その最新の情報が、双方合意の元で契約された内容と同一であるという保証はされていない。所有者に有利に改変できるというこのへんてこなシステムは、サインだけ受け取り、あとから内容を修正するという、紙の時代で言えば、まさに詐欺に当たる行為が簡単に行える。

 ネットの契約書というものは、今後、少し見直していく必要があるのではなかろうか。

 さて、最後に、僕が実際にリンククラブととりかわした、契約の内容をずらずらと貼り付けておこう。

 僕が同意した契約は、以下のような文言であった。現在の内容とは、ちょこちょこ違うところがあるが、僕はこれ以降、変更された契約書を見ていないし、同意した覚えはない。(契約の内容が変更されるという通知を受け取った記憶もない)

 この文言は、契約時に出てくる文章をコピーして保存しておいたもので、それが一字一句修正されていないという保証はないので、法律的には全く効果がないだろうが、僕はこの文で契約した。

 さて、法律はいつ、このあたりの整備を進めるのだろうか。もうちょっと、静観して見ていよう。

リンククラブ・ホスティングサービス利用規約 

リンククラブは、リンククラブ・ホスティングサービス利用規約(以下「本規約」と
言います。)を以下の通り定めます。

■ホスティングサービスに関する項目

1)  サービスの内容
リンククラブ・ホスティングサービス(以下「本サービスと言います。)は、利用者が独自ドメインを新規に取得する際の申請手続き代行を行い、リンククラブが管理するサ-バ-内に利用者が自己のドメイン名で、電子メール送受信のためのメールボックスと、ホームページスペースを、開設および運用するサービスをいいます。また、既に取得済みのドメインがある場合、これを使ってドメイン取得の申請手続き代行以外の本サービスを利用する事もできます(以下「のりかえサービス」と言います。)。利用者は、本サービス利用者対象の追加オプションサービスを申込み、利用することができます。

2)  利用料金
利用者は別に定める本サービスの初期費用と月額利用料金をリンククラブが別途定める方法により支払うものとします。利用料金は月を単位として計上され、利用開始可能日の月を1か月として起算されます(日割計算とはなりませんのでご注意ください。)。リンククラブはリンククラブが適当と判断する方法で利用者に事前に通知することにより、本サービス利用料金およびその支払い方法を変更できるものとします。なお、すでに支払われた料金は一切払戻しいたしません。

3)  契約の成立と支払方法
利用者は本規約に同意しリンククラブの所定の手続きを経て申込みが完了した時点で、契約は成立します。ドメイン新規取得の場合の初期費用(ドメイン年間維持費と初期設定料)と、のりかえサービスの場合の初期費用(初期設定料)は申込時ご指定のクレジットカードからの決済となります。毎月の月額利用料については、お申込み後希望ドメインの取得代行手続きおよびサーバーの設定完了後、リンククラブより確認メールを送付した時点(以下「利用開始月」と言う。)から毎月クレジットカードによる決済となります。追加オプションサービスについては利用開始月からクレジットカード決済にて随時申込むことができます。クレジットカード会社から利用者への請求は、各クレジットカード会社の締日と振替日により異なり、その規定については、利用者とクレジットカード会社とのご契約時の規約に準じます。

4)  最低契約期間
本サービスの最低契約期間は、利用開始月から起算して6ヶ月間(6ヶ月目の末日)とします。

5)  ご利用について
本サービスのご利用にあたり、利用者は、リンククラブが割り当てる管理者用IDとパスワードを管理し、Webとメールの各機能設定およびその利用や、メールアカウントの追加、削除、および、各種追加申込みなどを、自己責任において行います。利用者は、お申込時ご利用になるクレジットカードの名義人と同一人となります。リンククラブではHTMLやCGI・SSLプログラムなど、利用者のコンテンツに関して個別に対応いたしません。

6)  契約の更新/解除
利用者は最低契約期間を過ぎれば解約することができます。ただし、最低契約期間内においてはその期間の利用料金をリンククラブの所定の方法にて全額支払うことで中途解約することができます。利用者が解約を希望する場合は解約希望月の2ヶ月前(たとえば12月解約希望の場合は10月末営業日)までにリンククラブの指定する方法で連絡するものとします。解約の場合、解約月の最終営業日の前日にサービス停止となり、解約月まで月額利用料が課金となります。利用者がリンククラブに上記解約の連絡がない場合は自動更新となり、既に支払われた料金、および自動更新となった月の料金の返還は一切行わないものとします。なお、クレジットカード会社ごとの締日と振替日により、解約前の本サービス利用期間についてのサービス利用料の振替が、解約後に振替られる場合がありますのでご注意ください。

7)  IDおよびパスワードの管理責任
利用者は、リンククラブが利用者に対して発行したIDおよびパスワードについて管理責任を負い、万が一、これらを忘れた場合または盗用された場合などに発生するいかなる損害についてもリンククラブは一切責任を負いません。また、この場合、利用者は速やかにリンククラブに届け出るものとします。なお、利用者はIDおよびパスワードの再発行が必要な場合は、リンククラブが定める方法により再発行の申請を行い、所定の手数料を支払うものとします。

8)  禁止事項
利用者が次の禁止事項に該当する行為を行った場合、リンククラブは本サービス契約およびダイヤルアップ接続サービス等、契約を何らの催告なくして解除することができます。その場合、リンククラブが既に受領した利用料金等その他の金員の返還は一切行いません。また、最低利用期間相当分の料金を支払うとともに、加えて、それらの事由の発生によりリンククラブが被った一切の損害についての損害賠償金を利用者は支払うものとします。
1 本サービス申込み及び利用に際してリンククラブに虚偽の内容の報告をした場合
2 使用料金の支払いの遅滞、停止または支払拒否した場合
3 ID、パスワードを不正に使用した場合
4 第三者もしくはリンククラブの著作権、商標権等の知的財産権、プライバシー権、肖像権その他の財産権を侵害する行為、または侵害するおそれのある行為
5 第三者もしくはリンククラブを誹謗、中傷、差別する行為、虚偽情報の流布、その他不利益をもたらす行為
6 法律違反、または本規約のいずれかの条項に違反した場合
7 犯罪に結びつく、または結びつくおそれのある行為
8 ウィルス等の有害なコンピュータプログラム等を送信または掲載する行為
9 運用上の危機がともなうプログラム類の設置
10 本サービスを第三者に譲渡・再販ないしは貸与すること
11 サーバーのCPUプロセスに過度の負荷をかける使用をすること
12 いわゆるアダルトもの、猟奇もの、またはそれに類似するとリンククラブが判断したものなど、公序良俗に反するものを情報を提供及び販売する行為が見られるとリンククラブが判断した場合、本項目前文に記載の最低利用期間相当分の料金と損害賠償金に加えて、別途、ペナルティとして1年分の月額利用料の支払いの請求に対し、支払うものとする。
13 回線の使用帯域を著しく圧迫した場合
14 その他リンククラブが本サービス利用者として不適当と判断した場合

9)  通信利用の制限
利用者がリンククラブの電気通信設備に過大な負担を生じさせ、他の利用者の権利に支障をきたした場合は、リンククラブは当該利用者の利用を制限することができます。

10)  情報の削除
利用者が第8項に該当する禁止行為を行った場合、リンククラブは利用者に通告することなく利用者のディスクエリアの情報を削除できます。

11)  申込事項の変更
利用者はリンククラブへの申込内容に変更が生じた場合、速やかに通知をおこなうものとします。変更通知がないために発生する利用者の損害、リンククラブからの通知または書類その他のものが遅着、または到着しなかった場合、リンククラブは一切その責任を負わないものとします。

12)  サービスの提供の中止
リンククラブは本サービスのサービス品目、諸条件、運用、本規約、その他の内容を変更・廃止することがあり、利用者はこれを承諾するものとします。リンククラブは予告期間の後に本サービスを停止することができます。ただし緊急やむを得ない場合においてはこの限りではありません。リンククラブは以下の理由等によって一時、本サービスおよびダイヤルアップ接続サービスの提供を中止する場合があります。なお、その場合に発生する利用者の損害について一切リンククラブは責任を負いません。
1 不定期または定期的な保守、点検を行う場合
2 火災、停電などによる不可抗力によるシステムの停止
3 地震、洪水などの天災によるシステムの停止
4 第1種電気通信事業者の電気通信サービス提供の中止などにより、サービスの提供を行うことが困難な場合
5 利用者が第8項に定める禁止事項を行った時
6 その他リンククラブが一時的な中断を必要とした場合

13)  免責事項
1 利用者はデータの消失または毀損の事態に備え、本サービス利用継続中および契約終了後であっても利用者のデータは利用者自身が自己責任において必ずバックアップなどの記録をとるものとします。万が一何らかの事由によりデータが消失または毀損した場合でも、その理由の如何にかかわらずリンククラブは一切責任を負いません。ただし事業者の故意またはそれに充当する重大な過失があった場合でも、すでに支払われた利用料金を限度として定め損害賠償金の上限とします。
2 本サービスの利用、遅滞、変更、中止および終了などにより発生した利用者の損害については間接、非間接を問わず、リンククラブは一切責任を負わないものとします。
3 リンククラブに事前に連絡のないシステム設備の保守または工事や、回線・機器の障害等、やむを得ない事由でシステムの運用を停止する場合は利用者への通知を省略できるものをします。また、その場合に発生する利用者の損害について一切責任を負いません
4 利用者が本サービスを通じて知り得る情報についてリンククラブは一切保証いたしません。


■ドメイン取得手続き代行サービスに関する項目
本項目は本サービスのドメイン取得手続き代行について適用されます。なお、以下の規定以外については本サービスに関する条項を準用します。

1)  ccTLDドメインの場合(co.jp/or.jp/gr.jpなど)
リンククラブは社団法人ネットワークインフォメーションセンター(以下、「JPNIC」と言う。)と株式会社日本レジストリサービス(以下、「JPRS」と言う。)の会員また指定事業者であり、利用者に代わって各ドメイン管理団体への申請手続きを代行、および維持管理し、さらに取得したドメインでインターネットに接続するためのDNS設定手続を行います。本サービスの申込により利用者に割り当てられたドメインは、各ドメイン管理団体が割り当てるものであり利用者はドメインの利用について、各ドメイン管理団体が定める規定等に同意し従うものとします。


2)  gTLDドメインの場合(.com/.net/.org/.info/.bizなど)
リンククラブは非営利団体ICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers )が認定したTop Level ドメイン管理レジストラのパートナーであり、利用者に代わってドメイン管理団体への申請手続きを代行、および維持管理し、さらに取得したドメインでインターネットに接続するためのDNS設定手続を行います。本サービスの申込により利用者に割り当てられたドメインは、各ドメイン管理団体が割り当てるものであり利用者はドメインの利用について、各ドメイン管理団体が定める規定等に同意し従うものとします。

3)  ドメインの所有権
利用者の申請に基づきリンククラブが申請代行したドメインについての所有権は利用者に帰属します。

4)  のりかえサービスの場合
のりかえサービスを希望する場合は、指定事業者の変更はリンククラブにて行いますが、一部レジストラによりお客様ご自身にて必要な手続を行っていただく場合もあります。

なお、利用者は自らのりかえ前の契約プロバイダに直接連絡をし、解約届の受理などの必要な手続きを行うものとします。

5)  希望ドメインが取得できない場合
リンククラブは利用者のドメイン取得申請手続き代行について、その取得を保証するものではありません。したがって、利用者が希望ドメインが取得できなかった場合でも、リンククラブは一切責任を負わないものとします。その場合は、別に定める手数料を差し引いて既に払い込まれた代金を入金確認後に返還いたします。

6)  契約の更新/解除
JPNICドメインを新規取得された場合は、取得完了後、規定の年間維持費が課金されます。期日までに利用者から解約の申し出がない場合は、別途規定によりJPNICドメインに対して年間維持費が自動的に課金されます。

JPRSドメインを新規取得された場合は、取得完了後、規定の年間維持費が課金されます。期日までに利用者から解約の申し出がない場合は、別途規定によりJPRSドメインに対して年間維持費が自動的に課金されます。

gTLDドメインを新規取得された場合は、取得完了後、規定の年間維持費が課金されます。期日までに利用者から解約の申し出がない場合は、別途規定によりgTLDドメインに対して年間維持費が自動的に課金されます。

なお、一部レジストラ等で取得したgTLDドメインについてはこの限りではなく、ドメインの年間維持費はリンククラブで支払代行を行っておりません。利用者御自身または、ドメイン取得代行業者にてレジストラ等へドメイン年間維持費をお支払いください。利用者がgTLDレジストラへの支払いの遅延、または支払いを行わなかったために発生するドメイン所有権の消失について、リンククラブは一切責任を負いません。

7)  必要書類の提出
利用者はドメインの申請に関して、リンククラブおよびドメイン管理団体が要求する全ての書類をリンククラブの指示する方法に従って提出するものとしいます。


■インターネット接続サービスに関する項目
本項目は本サービスの追加オプションサービスとして提供される、インターネット接続サービスについて適用されます。なお、以下の規定以外については本サービスに関する条項を準用します。

1) インターネット接続サービス利用者とサービス内容
本サービスの追加オプションサービスであるインターネット接続サービスは、本サービス利用者を対象とするサービスです。事前に本サービスへのお申込みが必要です。利用者が、管理者専用ページから所定の方法で各種インターネット接続サービスを申込み、承認された時点で、接続用のIDとパスワードが提示され、各種インターネット接続を行えるサービスです。利用者は各種インターネット接続サービスを随時いくつでも申込むことができます。

利用者がリンククラブADSL(12M)を希望する場合は、利用者は事前に「ADSLエリア検索|にて利用者の地域が対応エリアか確認し、また、リンククラブが別途定める「リンククラブADSL(12M)お申込みにあたっての注意事項」を了承した上で、所定のページから本規約に同意し申込みを行うものとします。

2) 利用料金
利用者は別に定める各種インターネット接続サービスの初期費用と月額利用料金など、各種インターネット接続サービスごとに別途定められた金額をリンククラブが定める方法と時期により支払うものとします。利用料金は月を単位として計上され、利用開始可能日の月を1か月として起算されます(日割計算とはなりませんのでご注意ください。)。リンククラブはリンククラブが適当と判断する方法で利用者に事前に通知することにより、本サービス利用料金およびその支払い方法を変更できるものとします。なお、すでに支払われた料金は一切払戻しいたしません。

3) 契約の成立と支払い方法
利用者が、管理者専用ページから各種インターネット接続サービスを本規約に同意しリンククラブ所定の手続きを経て申込みが完了した時点で、各種インターネット接続サービスの契約は成立します。お支払いは、契約成立時点の月から、本サービス申込時ご登録のクレジットカードから、毎月クレジットカード決済となります。クレジットカード会社から利用者への請求は、各クレジットカード会社の締日と振替日により異なり、その規定については、利用者とクレジットカード会社とのご契約時の規約に準じます。

4) 契約の更新/解除
利用者が各種インターネット接続サービスの解約を希望する場合は、管理者専用ぺージから所定の方法にて解約手続きを行います。利用者が解約手続きを行うと同時に利用者の解約したインターネット接続サービス用IDとパスワードは無効となります。なお、各種インターネット接続サービスは本サービス利用者の追加オプションサービスであるため、利用者が本サービスを解約した時点で、各種インターネット接続サービスも同時に解約となります。利用者が解約した場合、既に支払われた料金、および自動更新となった月の料金の返還は一切行わないものとします。なお、クレジットカード会社ごとの締日と振替日により、解約前の各種インターネット接続サービス利用期間についての代金の振替が、解約後に振替られる場合がありますのでご注意ください。

5)  各種インターネット接続サービス用IDおよびパスワードの管理責任
利用者は、リンククラブが各種インターネット接続サービス利用者に対して発行したIDおよびパスワードについて管理責任を負い、万が一、これらを忘れた場合または盗用された場合などに発生するいかなる損害についてもリンククラブは一切責任を負いません。

6)  ニュース・メール等の利用に関して
メールに関して別途定める範囲を超えた場合は事前に通知することなく削除する場合があります。不特定または非営利団体、学術研究機関のメンバーやニュースグループ等に対し、商取引や営業行為、またはスパムメールなどに当たるメールを送信したり書き込みを行なうことを禁じます。尚、その事実が発覚した場合、IDを取り消します。


リンククラブの判断により、よりよいサービスを提供するため本規約を変更することができます。

*****


トラックバックURL

http://blog.studio-odyssey.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/34


コメントする