2013.10.23
スウィフトパーチの一件を片付けた赤髪娘が、リムサ・ロンミサで、イエロージャケットのボスに報告していたときのことだ。「あっさり言ってますけど、3回くらい失敗してたますからね。ネタバレ上等なんで言ってもいいんですけど、最初の乱戦が一番きついですからね。NPC死んで失敗とか、ズルくね?つか、ヤ・シュトラさん、出てくるの遅すぎね?なにしてんの、あの人」
お前は何を言ってるんだ?
話を戻す。
そんなこんなで、報告をしていた赤髪娘の前に、リムサ・ロンミサの提督、メルウィブ・ブルーフィスウィンが現れた。
彼女は、赤髪娘の活躍を耳にして、こいつを晩餐会に招待したいと言ってきた。「ちょっと、あたし、ストーリー上の都合ですけど、なんか、英雄扱いなんですけど!やめて!」
といいつつ、まんざらでもない。
「しかし、着ていく服がない」
バデロンに相談すると、さすがはバデロン。赤髪娘のために、フォーマルを用意したと言う。「やっほい!ドレスだね!イイネ!イベントアイテムだね!」
うきうきで取りに行く赤髪娘の表情が、一気に曇ったあの瞬間は、ある意味、見ものだった。
「く、靴だけって...靴だけってなんだよ...あたしに、この、悪の手先みたいな格好で晩餐会にいけっていうのかよ...」
悪の手先な訳じゃあるまいし、かまうまい。「おまえらみんな、死んでしまえばいいんだ。ああ、バデロンの笑顔のサムズアップが目に浮かぶ...」
そ、そうか。
ともあれ、宿屋であれやこれやと服を探す赤髪娘。「今までアイテムを一つも売って来なかった伏線が、こんなところで役立つとは!」とは言うものの、冒険者装備しかないだろう?
「着ていく服がない...ドレモカワイクナイ...」
普段通りでいいだろう。冒険者なのだから。
「はっ...!? これはもしや、乗り遅れた感があって、一回も着ていない、この装備の出番では!?」
おい...
おい......
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