2013.10.16
なんだかんだで、巴術士としての顔見せを終えた赤髪娘は、ポンポン依頼されるクエストをこなしている。
「お使いクエストこなすだけで、レベルがあがっていく...何かをしている気がしない...」
なにやら不満げだが。
そんなおり、この娘を腕利きと見込んでの依頼がきた。なんでも、シーソング石窟と言う場所に行き、調べものをしてほしいと言う。「メインクエストキタコレ」
なにやらテンション上がっているが、キナ臭い依頼だな。注意しろよ。
と、言ってはみたものの、赤髪娘は聞いているんだかいないんだか、はしゃいで早速調べにいく。そして、その場所で、不思議な石碑を調べていた時のことだった。
声をかけてきたのは、は神秘的な呪術士だった。
呪術士は言う。エーテルの流れが奇妙だと。何かが起ころうとしていると。
「メインクエスト初のインスタントダンジョン!ボス戦キター!?」
石窟に、すさまじい勢いで、フレンジッド・モスバックが飛び込んでくる!構えろ!来るぞ!!
「いてえ!強すぎ!死ぬし!カーくん、攻撃しねえし!? って、ピースだったー!?」
赤髪娘のピンチに、神秘的な呪術士からケアルが飛ぶ。「あれ?これ、この回復量なら、ガチンコでも問題なくね?」そうだ、落ち着いて対処すれば、お前は負けない。
クリスタルの加護があるのだから。
強いエーテルにアテられると、エーテル酔いをすると言う。
赤髪娘の見たものは、エーテル酔いによるものか、夢か、それとも...
彼女はクリスタルを見た。
光の戦士たちが、そこにはいた。彼女もまた、同じなのだろうか。
「メインクエはともかく、戦闘に勝利しても、勝った気が全然しない...」
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