studio Odyssey




スタジオ日誌

日誌的なもの

2011.03.10

旅行記6

Written by
しゃちょ
Category
日記
Tags

 2.25。
 一週間の旅行も終わりだ。帰国の途につく。く、逃亡生活もこれまでか!あれ、その設定、まだ生きてたんだ。

 さて、朝はゆっくりめ。
 朝食も8時からと、今までにはないゆったりさ。うん、朝はこれくらいゆっくりの方がいい。っても、食事終わって、9時前。チェックアウトは10時なんで、暇。

 暇つぶしに、ホテルの前にあったショッピングモールへ行ってみた。が、まだ開いていなかった。イタリア人め、何事も適当にやりやがって...11時くらいからしかどの店も開かねぇのか...まぁ、日本でも10くらいからなんで、言えたものではないですが。

 仕方がないのでホテルに戻り、時間つぶし。時間つぶしをしていると、掃除のおばちゃんが入ってきた。何事かと。で、しばらくしたら、部屋の電気がおちた。あれ?カードキーもってかれちゃった?ちくしょう、イタリア人め。まぁいい。今日で最後だ。チェックアウトが出来ない気もしたが、添乗員にその旨伝えたら、なんか簡単にできた。いい加減な所は、それはそれでいいぞ、イタリア人。

 ホテルを出、空港へ。

 チェックインを済ませ、嫁のグッチ(ここ重要)の免税審査を受け、パスポートコントロールから、中へ。免税を受けた分の金を返してもらおうと、窓口によった時、財布を開いてびっくり。仰天だ。財布の中になんと...カードキーが入ってる。

 なんで?ドア開けて、なんで財布に?普通、電源とかのコントロールの所にさすじゃん。刺すよね、刺したよね、俺。いや、さしてねぇからここにあんだけど。つか、刺してなかったなら電気切れるでしょ、いや、切れたけど、掃除のおばちゃん入ってきたの、20分ぐらいしてからだぜ?なんで?

 ちくしょう、イタリア人め、謀ったな!

 すみません、濡れ衣です。ごめんなさい。仕方がないので、添乗員に謝って返す。ちくしょう、なんだよ...と、ふてくされていたら、嫁に伝播した。嫁という生き物は不思議なもので、こちらの不機嫌が伝播する。まぁ、嫁が「おばちゃんが持ってったんじゃね?」的な事を言って、そっかーと財布を見なかった自分が悪いんだが、その事を言ったら不機嫌になった。カルツォーネを食いながら不機嫌になった。後でもらったからわかるんだが、あのカルツォーネがまた味が塩味で、たいしてうまくなかった所為もあるに違いない。俺が買い与えた7up(炭酸飲料の)では、押さえきれなかったらしい。

 最終日の空港で、嫁プンスカである。なんともはやだ。まぁ、ごめんなさいして機嫌は取り戻したが。つうかね、そこから13時間も不機嫌だったら、困りますよ、成田離婚ですよ。成田離婚。

 トレビの泉で3枚投げてれば、確実だったな。ひゃっほーい!俺は自由だー!本当の逃亡劇の始まりだ-!

 はい。ともかく、残りのユーロを使い切って、飛行機へ。14時半発で、到着は26日11時。+1と+9なので、UTC換算で、13時半から26時。帰りはちょびっとだけ早い感じです。

 飛行機は行きよりも空いていて、非常に快適だった。まぁ、後部でイタリア人と大声でしゃべる日本人のおばちゃんが、こちらは寝ているのにうるさくてはたいてやろうかと思ったくらいで、別段、面白い事はなかった。ああ、帰りの飛行機の機内食は、みんなと同じでした。ハネムーンは行きだけのサービスのようです。ありがとう。機内食のイタリア版と日本版の両方を食べたけど、ハネムーンの奴と変わらずおいしかったよ。バタークリームのケーキがなかったしね。

 そんなこんなで、日付が変わって、日本に着く。

 おお、日本。落ち着く。免税の書類で、思わずローマ字を使ってしまいそうになったくらい、懐かしい。
 町が石畳じゃない。アスファルトすげぇ、暖かい。っていうか、日本、暑くね?何コレ、春?ボッティチェリ?杉花粉飛んでね?くしゃみ出るんですけど!

 あ、嫁ですが、また飛行機内で寝ていなかったので、だいぶん不機嫌でした。じゃあ寝ろよ。

 帰りもバスを調べると、2時間とか待つので、NEXで帰宅。バスに乗る頃にはついちゃうしね。

 帰り道、駅の乗り換え時に、嫁のトランクのキャスターが壊れた。ピンが飛んで、タイヤが回転しなくなったようだ。ピンを戻したら直るかなと思って、自分が左手で押して見たんだけど、摩擦でものすげー熱くなっていて、親指に1センチくらいのやけどを負った。なんでここで負傷!?つうか、これ、保険効く!?
 まぁ、些細な事だ。跡が残ったら残ったで、いい思い出になるだろう。ならねぇよ!

 家にたどり着き、4時間くらい寝た。

 嫁は帰りがけにセブンイレブンによって、予約していた嵐の新譜を買ってきた。
 お前はイタリアと嵐と、どっちが大事だったんだ。たぶん後者だろうとは思うので、聞いてはいないが。

 そんなこんなで、一週間。よくよくまぁ、大げんかもせずにすんだものだ。あ、帰りの空港でしたけどね。離婚よ、離婚。

 なんだか悪口ばかり書いた気もするが、イタリアは悪くなかった。よかったと書かない辺りがアレだが、まぁ、悪くなかった。イタリア、というか、ヨーロッパ全体がだと思うが、世界観は面白い。実際に住むのは勘弁な。ファンタジーだけで十分だ。と思うけれど、日本にはない石の文化というのは、なかなかに刺激的。足下から冷える感じが特に。腰痛が悪化するわ!ってくらいに。

 いや、悪口ばかりじゃないよ。また行きたいかと言えば、まぁ、行ってもいいかなと思うくらいだよ。ただ、もっとゆっくり見て回った方がいいんじゃねえかと思う。ツアーは仕方ないと思うけれど、じっくり歴史を感じたい人には、もっとゆっくりできるツアーか、日数の長いツアー、個人旅行がいいだろう。一都市一日じゃ、正直、満喫は出来ないと思う。大満喫とか、なんかそんな感じのツアー名だった気もするけれど。

 そんなこんなで、帰ってきて、嫁曰く。「次はどこにいこうねー」

 お前は元気だな。

「イースター島に行きたいねぇー」

 知ってるか、嫁よ。イースター島は チリ領なんだぜ。パペーテ(タヒチ)経由かサンチアゴ(チリ)経由しかないんだぜ。航空会社は、ランチリ航空の独占状態だ。成田からサンチアゴまで、20時間以上かかって、20万くらいだ。サンチアゴからイースター島までは、5時間くらいか?約5万くらいか。

 ヨーロッパなら二周出来るわ!


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