studio Odyssey




スタジオ日誌

日誌的なもの

2011.03.08

旅行記6

Written by
しゃちょ
Category
日記
Tags

 2.24。
 メストレからベローナ(ヴェローナ)を経由して、ミラノへ向かう日だ。今日で逃亡劇も最終日。あれ、逃亡がどうとかって、ここ数日書いてないような...まぁいいや、気にすんな。

 ああ、そうそう、行く前に、チャットのプロベン仲間から、「アイラブパリ的なものを買ってきてくれ」と言われていたのだが、ここまで、「アイラブパリ的なもの」を地味に探していたが、面白いものは見つけられなかった。個人的には、「アイラブパスタ」とかあればよかったんだが、そういうのはなかった。だいたい、地名くらい。嫁は、アイラブピサのパンツに惚れていたが、パンツはどうかと思うよ、どうかと。
 話を戻そう。本日のモーニングコールは、なんと5時半である。早すぎ。おじいちゃんびっくり。

 まぁ、今日もモーニングコールより早くおはようだけどね!何コレ、一種の時差ぼけ?

 今日はまずは、メストレからベローナへの124kmの移動なので、嫁は酔い止めを飲まずにいたのだが、この日は風が強く、高速も道がよくなく、アップダウンと横揺れで、かなり早い段階で酔いやがった。おおう、ここまで順調だったのに、最終日にプレゼントはいらないぜ。つうか、ビニール袋まで手にしてどうした嫁よ。かなり危険だぞ。是非やめてくれ。

 まぁ、吐くことはありませんでしたが。(途中で薬飲んで寝た)
 運転手も悪かったしなぁ...

 さて、ベローナだが、ベローナは、ロミオとジュリエットの舞台となった町だ。ジュリエットの家と言われている家を見て、ふらふらとベローナを歩く。
20110228BK_-283.jpg  ああ、ちなみにここが、そのジュリエットの家と言われているところの、バルコニー。まぁ、ロミオとジュリエットは、本当にあった話ではないという説が濃厚なので、それっぽいもの、だろうけれどね。

 ともあれ、この町は古い町並みがよく残っていて、中世の町並みを見るにはいい。マイナー気味の町であるが、個人的には、フィレンツェに次いで、よい町のように見えた。別に、いいものはいいと、ちゃんと評価するんだからね!あ、評価しないものが、悪いってわけでもなく、悪口のが先にでたってだけよ。うん。
 まぁ、ベローナはコロッセオとかもあるので、じっくり見て回るには、悪くない町だと思います。マイナーなんで、今回のツアーでは、さらっと流しましたが。そんなわけで、僕もさらっと流しますよ。さらっと。

 さて、旅は、最後の目的地、ミラノへ。

 ミラノに着いて、まずは昼食。ミラノ風カツレツとリゾット。リゾットは普通。普通のリゾットとは何か。要は、具なし黄色おかゆ、芯あり風味。ちょっと高級っぽく書くと、「具なし黄色おかゆ ~シェフの気まぐれ芯あり風味~」

 味はアレだ、えーと、黄色い味。よくわかんない?いいんだよ、特にこれといった味はねぇんだから。サラダと同じで、素材を楽しめって事だ。

 もう一品のミラノ風カツレツ(要するに、コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ)だが、これは、なかなかに美味であった。ラデッキー将軍が、オーストリア宮廷に持ち込んで、ウィンナー・シュニッチェルが誕生したと言われているのも頷ける。これは持ち帰りたくなる一品だ。味のしないサラダを巻いて食べると、とてもうまい。こればっかりは、生野菜にベストマッチだ。いいぞ、イタリア人、ミラノ風カツレツ。お前なら、世界も狙える!

 ああ、先の話、オーストリアがどうとかの話ですけど、俗説なんで念のため。世界はもっと広いんだよ。(これより前の料理本に作り方が載っているので)

 昼食後は、スフォルツェスコ城を見て、先のベローナからミラノに嫁に来た、誰だっけな?忘れた。誰だかが建てた、サンタ・マリア・アラ・スカラ教会の跡地に建てられたスカラ座を見る。ああ、スカラ座って名前の由来は、ここから来てるのよ。つうか、スカラ座しらねぇって言う人に言っておくと、オペラやるとこです。オペラ。超有名。誰だ、日比谷辺りにありそうな映画館とか言ってる奴!ちげぇよ、チケットなんて、買えねぇくらいの所だよ!嫁でもそれくらい知ってるよ!

 まぁ、違うって事くらいだけでしょうが。

 スカラ座ですが、オペラを見るのは無理ですが、中を見るだけなら、金を払えば見られます。無論、何もやってません。ただの劇場見学です。つか、劇場見学だけでも金か!何でもかんでも、金金金!たけぇ、ヨーロッパ!つか、スカラ座って、演目次第じゃ、タダでロビーは入れたような?

 ともあれ、スカラ座から、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレリアを通って、ミラノのドゥオモへ。そういえば、ここのガレリアは超有名だ。写真をちゃんと取っておこうと思って、電源入れたら、初めて見る、赤い電池マーク。おおう!電池切れ。あとここと、ミラノのドゥオモだけなのに!おのれ、イタリア人!
 ああ、関係ないです。すみません。

 まぁ、デジカメさんも、残り1つの状態で、よく持った方か。うん。がんばった。今度買うときは、市販の電池で動く奴にしよう。うん。

 さて、ガレリアだが、ちょうどミラノではミラノコレクションが始まったところで、中央の十字路のタイルが見られなかった。なんだい、ミラノコレクション!こちとら、ふぁっしょんに興味はねぇよ!俺が興味があるのは、牡牛のモザイクの股間だよ!どこだ、股間。あった!股間。これだよ、この股間だよ!

 と、股間股間連呼しているが、これはこのガレリアにある、有名な股間だ。雄牛のモザイクの股間の部分がへこんでいて、ここに片足のかかとを乗せて、倒れずに一回で一回転出来れば、願いが叶うとかなんとかという、超有名な股間だ。有名なんだぞ、この股間。
 まぁ、股間股間言いたかっただけで、やってきませんでしたけどね。僕、Sじゃないんで。ちなみに嫁も、ガイドに説明されたその30分後には忘れていたため、股間踏んでません。Sかも知れませんけど。

 ともあれ、ミラノのドゥオモ。

 ここも世界第二位というだけのことはあって、でけぇ。尖塔がかなり豪華で、シャープな印象がある。ゴシック建築だったか。まぁ、とてもきらびやか。

 内部もなかなかのもので、天井から差し込む太陽の光でわかる、カレンダーがあったりする。今は地軸が当時とずれているので機能しないが、柱も12本と、すでに太陽暦でしっかりと日にちの管理がされているのがわかる。なお、この建物は1386年から500年かけて作られたので、時代と共に改築されて行く上で、このような仕掛けが作られたものかも知れない。細かい事は知らないが、プチ情報としては、このドゥオモは、屋根にも登れる。尖塔がよく見えて、なかなかいいという話だ。なぜに伝聞調?それはアレだ、昇ってねぇから!いやもう、ここも当然有料なんでね!なんでも有料。有料有料。ヨーロッパですから!

 さて、ミラノの町散策。ミラノコレクションやってるんで、路地にはいろんなショーの準備をする車があって、古都っぽくない。まぁ、ミラノはビジネスの町なので、古都ではないんですが、げんなりですよ。ふぁっしょんとか、興味ねぇし、この糞寒いのに、夏物ですよ。お前ら、ファッションとか気にする前に、お前らの町の足下を気にしろよ、石畳の町は、おっさんには、足から来るんだよ、さみいよ。冷えよ。腰痛になるよ!そりゃ、ブーツが流行るわけだよ。寒いもん。ブーツが流行れば、そりゃ、国もブーツの形をするよね。しねぇよ。

 与太話はともかく、グロム(先に出たジェラートの店)がミラノにもあると言うので、ちょっくら行ってみるかと歩いたが、軽く迷子になったのであきらめた。寒いし。

 そんなこんなで、結局ブランド街へ。グッチに行き、フィレンツェで嫁を不機嫌にしたバッグを、最終的に買う羽目になる。誰が?俺が。当たり前だろ。グッチ、JCB使えるんだもん。ちくしょう。免税受けるときに一人にしておいた方が楽だって、騙されないぞ。100ユーロも返って来るって、出て行くのはその何倍だよ!ちくしょう、なんでここも日本人スタッフがいるんだ。親切設計じゃねぇか。
 まぁ、ここも日本人スタッフは日本人に捕まっていたので、つたない英語で現地の人と会話したんですけどね。同じシリーズの、別のバッグが欲しいと英語で言えず、通訳してもらいましたけども。

 そうそう、バックヤードから出してもらったバッグに、糸のほつれがあって、言って、取り替えてもらったんだ。同じツアーの男子四人組の一人が、どこかのブランドで買ったパスケースもほつれがあって、変えてくれと言ったらしいが、糸くずを取られて終わりだったという話を聞いたんだけど、グッチはそういうところ、しっかりしてるよね。うん、そうでも言っておかないと、俺の出て行く金が寂しそうな顔をしてしまうので。ドナドナが流れてきそうだよ。

 財布も軽くなったところで(現実にはカードなので、1gも変わっていないどころか、レシート分増えてるんですが)、あとの時間はマックによって、マックカフェで時間つぶし。

 すげぇよ、マック。どこにでもあるよ。全世界、同じマークだよ。絶対的な安心感だよ。コカコーラ並だね。しかもすげぇよ、マックカフェ、カフェラテ、1.20ユーロだよ。安い!価格破壊!
 つうか、これが普通。

 ざまぁみろ、ミラノもいずれ、マックの価格破壊に引っ張られて、みんな低価格路線に走ればいいんだ。ハンドバッグも5ユーロくらいになればいいんだ。ちくしょう、俺の金返せ。

 いや、カードなんで、まだ取られてすらいませんがね!

 そんなこんなで、ミラノ散策も終わり。何した?なんか、たいした事してねぇな。ああ、H&Mにもいったや。日本にもあるやつね、アレ。別に特に日本と変わりませんけど。

 さて、夜はミラノのレストランで夕食。

 ここでは、主菜をターキーか、スズキのソテーから選択。とりあえず、嫁と別のオーダーにして、両方食してみたが、まぁ、スズキの方はそれなりにそれなりだった。ターキーはうーん...いまいち。あと、前菜は野菜のソテー。ソースとかはなし。デザートはミント風味のシャーベット。うん、特に感動はない。というか、野菜に関して言えば、ここまで来ると潔さすら感じるね、うん。最後のイタリアの夕食って感じは、特にしなかったね。あれ?料理は酷評ばっかりだね。まぁ、ちゃんとしたもの食べたければ、金払ってレストラン行けって事だね、うん、マジで。

 別に、料理食いに来た訳じゃないし、いいんですけどー。

 食後、ミラノから空港近くのホテルへ。
 明日は帰国。チェックアウトが10時なので、今夜はゆっくり出来る。
 まぁ、10時には寝た訳ですけどね。


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コメント[1]

しゅーほ   2011.03.11 21:05 | 返信

 私はデジカメを買ったとき予備のバッテリーも買っているね。
 ただ、予備のバッテリーをホテルに置き忘れたりはするけど。


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